京都 瑞松園 お茶の美味しい入れ方
お茶は淹れ方次第で驚くほどまろやかで上品な味になります。熱いお湯で急いで淹れると、渋味の成分が一度に出て渋いお茶になってしまいます。逆に低い温度でゆっくり淹れるとテアニンという天然アミノ酸(玉露や高級煎茶に多く含まれている)と、程よい渋味が出ます。これが日本茶の旨味の成分です。
  茶碗数 茶葉の量 湯の温度 湯の量 浸出時間
玉露 10g 50℃ 90cc 2分
煎茶 10g 80℃ 160cc 1分
玄米茶 15g 90℃ 180cc 30秒
川柳 10g 熱湯 180cc 20秒
ほうじ茶 12g 熱湯 180cc 30秒
抹茶 2g 90℃ 40cc  
抹茶
おうすなら茶杓に山二杯、お湯を注ぎ茶筅でよくかくはんしてたてます。お濃茶の時は、おうすの倍の量のお茶をつかい、よく練ります。
抹茶40gでおうすなら二十人分、お濃茶なら十人分です。
玉露
まったりとした甘味を尊びます。上等の玉露ほど熱湯でも氷水でもおいしくいただけます。
急須に大さじ山二杯(約10g)のお茶を入れ、60度ぐらいのお湯(熱湯を茶碗に入れそれを次々と四つの茶碗に移し替える)を急須に入れ一分ほどで茶碗に注ぎ分けます。
煎茶
香りが高く、あと口がさわやかな感じのするものを尊びます。
急須に大さじ山二杯(約10g)のお茶を入れ、80度ぐらいのお湯を注ぎ(熱湯を茶碗に入れすぐに急須に移す)一分ほどで茶碗に注ぎ分けます。
ほうじ茶
土びんに大さじ山三杯(約12g)のお茶を入れ、熱湯を入れてからすぐに茶碗に注ぎ出します。
グリーンティー
抹茶に砂糖をまぜた自然食品で手軽でさわやかな清涼飲料です。普通のコップに茶さじ山二杯を入れ、冷水、温湯、牛乳等にといてお召し上がり下さい。アイスクリーム、シャーベット、かき氷、お菓子等にもお使い頂けます。
おいしい秘訣
・玉露、煎茶、番茶を問わずお茶の葉をたっぷり目につまみ、 お湯を少な目に入れます。お茶の葉が少ないと、せっかくのお茶を最初から最後までおいしく飲めないで捨ててしまうことになります。
・お茶を注ぎ出すときは、急須に一滴も残さないよう全部注ぎきります。
・三煎以後は、栄養もなくなりおいしくないのでお茶の葉をお取りかえ下さい。